11月, 2024 - 活動報告|楊名時八段錦・太極拳教会三重県支部 活動報告
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2024年11月27日
平賀先生へ
拝啓 平賀先生
先日、先生のお誕生日を記念して四日市緑地公園で太極拳を楽しみました。
「みんなに元気の素を伝えたい」と言われていた先生の思いを受けた「空手来 空手去」
何ももとめず気持ち良かったと帰っていく太極拳仲間60名あまりが集まってくれました。
先生の気に入られた深々とする礼、你好から始まり謝謝・再見で笑顔の解散となりました。
途中で昨年今年の師範合格者に合格記念演舞を舞ってもらいました。
先生も見ていてくださいましたか。
先生の「おめでとう」の声が聞こえた方もいるかもしれません。
多くの仲間が審査にものぞんでくれています。
先生の思い出をそれぞれが振り返る一日であったかと思います。
それまでぐずついた天候が太極拳日和のおだやかな天気になりました。
先生の名のもと、楽しい場が持てました。先生ありがとうございます。
仲間一同謝謝
伊藤 葉子
場所:四日市緑地公園
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2024年11月07日
2024年度三重県支部懇親研修会を開催しました。
10月26~27日に三重県支部懇親研修会を開催しました(参加者324名)。
今年はコロナ禍収束後、6年ぶりの宿泊研修となりました(宿泊参加者57名)。
1日目は県営サンアリーナを会場とし、楊慧副理事長を講師にお迎えしました。
会場には笑顔が広がり大きな拍手に包まれました。
川口支部長の挨拶。
「一年ぶり、お元気でしたか?ここで再び皆さんに会えた事は本当に嬉しく素晴らしい事です。今日は2年ぶりに楊慧先生にお越しいただいての懇親研修会・師範審査会です。わくわく楽しみです。また来年は全国で『楊名時師家生誕100年記念大会』が開催されます。支部としても25周年記念。一緒に盛り上げていきたいと思います。
さて、先月終了した朝ドラ『虎に翼』で主人公が口にしていた「はて?」という言葉が注目されましたが、見ていた皆様はどう感じ、何を思われたでしょうか。
私は、楊名時先生が平賀清美先生に話されたエピソード、『平賀さんがいいと思うのがいいんですよ。』『あなたの心と身体は気持ちいいと喜んでいますか?ほほえんでいますか?』との言葉を思い出しました。
名時先生は、『答えを外に求めるのではなく、自分の身のうちに問い続けていくことが大切なのではないですか?』と伝えたかったのではないのかなと思います。
今日は皆様も、『はて?今日、私の心と身体は気持ちいいと喜んでいるかな?ほほえんでいるかな?』と問いかけながら、慧先生のご指導を仰いでみてはいかがでしょうか。
皆様のこれからの人生が、太極拳とともに、末永く益々豊かになっていかれますことを心からお祈りします。」
続いて川口支部長から楊慧先生に花束の贈呈。会場からも慧先生に盛大な拍手が贈られました。
慧先生のご講話。
「皆様とご一緒できる時間、どこに行っても一番の喜びは、仲間に会える。同じ場で呼吸を合わせて太極拳を舞うことができる。一緒に過ごせる喜びと嬉しさを感じています。
三重県支部は同好会時代から、楊名時太極拳と繋がりが深い地域です。
“懇親研修会”、知識を詰め込むだけでなく、つながりを深めていく。心も磨かれていく。
心と身体で受け止めていく。人と一緒にいることの心地よさを体感することが大切と思います。
太極拳は様々です。それぞれに研鑽を積んでいく。私たちは楊名時太極拳。競うことなく、心と身体のバランスを調えながら、自分と仲間の健康を共に願いながら、永く生涯の友となる太極拳です。
楊名時太極拳の特色は『よりゆっくりとした呼吸、心を込めて丁寧に動く』点。それぞれの身体に無理なく、いい呼吸をすることが大切で、「こうでなければならない」というものではないと思っています。
来年、2025年は楊名時先生の生誕100年を記念する年です。『為了明天』、私たちはこの年に向かって過ごしてきました。これまでに積み重ねてきたいいもの、つないできた歴史、これからも変わることなく楊名時太極拳をつないでいく、次の世代にもしっかりつなごうね。名時先生の思いを心にとめようね。という大会です。
東京や各ブロックで開催される記念大会にぜひご参加ください。
楊名時太極拳がこれからも変わらず続いていくことを、一緒に願っていきたいと思っています。
学ぶ・深めるという事は、知識を蓄えることと同時に、心や体で受け止めていく、感じ取るという場を大切にして、自分自身の中に発見をしていくことも大きな深める大事な場になります。
楊名時太極拳の独特のゆっくりとした呼吸をより大切にすること。心を込めて丁寧に動くこと。大事に守って、永く楽しんでいければと思います。」
会場では、慧先生の言葉をメモに書き取りながら聞き入っている会員も多く見られました。
講話後、楊名時八段錦前半の実技指導を行って頂きました。
ゆるみと伸びやかさの協調を大切に。呼吸を大切に、丁寧に動く。
続いて全員で『不老拳』。
休憩ののち、20名の師範審査が行われました。
慧先生から「皆様全員合格です」の言葉。そして慧先生の講評。
「皆様、おめでとうございます。今まで続けてきたものがここに至ったことを嬉しく思います。初心に戻って太極拳に向き合ってください。そして、『続けてきてよかったよ』と身近な方に伝えてあげてください。」
新師範皆様の記念撮影のあと、慧先生と一緒に全員での『百花拳』。
会場に4重の輪が広がりながら、縮まりながら、皆で呼吸を合わせて楽しみました。
川口支部長の挨拶。
「慧先生、長時間ありがとうございました。最初は楊名時師家の思い、原点の大事な部分を伝えていただきました。そして八段錦前半では丁寧なご指導をいただきました。まるで慧先生の教室にいるかのような空気感でした。師範審査のご講評にありました”またここから初心に戻って”という言葉は私も心に響きました。そして百花拳。みんなで輪を作る。心を一つにして舞う。懇親研修会での三重県支部の伝統です。これからもみんなで仲良く和して栄えていきたいと思います。」
穏やかに丁寧にご指導いただきました楊慧先生を花道から拍手でお見送りして1日目を終了しました。
懇親研修会の宿泊と二日目の研修は『鳥羽シーサイドホテル』で行いました。
夕食はもてなしの心を豊かに感じつつ舌鼓を打ち、会話を弾ませて親睦を深めることができた時間でした。
二日目、早朝稽古。
今年は天候を考慮し、竹守顧問ご指導のもと、屋内稽古となりました。
「気持ちを合わせて、自然の中に身を置く気持ちで。」
広く鳥羽湾を望むことのできる会場での早朝稽古。八段錦前半、楊名時太極拳二十四式、八段錦後半から第六段錦・第八段錦を楽しみました。
9時から研修。講師は竹守顧問。
第一部は実技。立禅・甩手、続いて『太極之華』の演舞。
第二部は座学。竹守顧問と石黒師範のお二人で『攬雀尾』の動作説明。そして竹守顧問からは三重県支部の歴史についてご講話をいただきました。
研修最後に川口支部長の挨拶。
「昨日は慧先生の教室にいるような空気感、今日は竹守顧問の教室にいるような空気感。講師が持つそれぞれの気とか波動とか空気感といったものに触れながら、私たちは成長していくのだなと感じました。たくさんのお話を聞く事ができました。『なんでただの太極拳ではなく”楊名時”太極拳なの?』という根本的なお話を聞く事ができました。楽しくて、時間があっという間に過ぎていきました。ありがとうございました。
6年ぶりの宿泊研修を支えてくれた役員の皆さんにも拍手をお願いします。気をつけてお帰り下さい。」
ご参加いただきました皆様、お疲れさまでした。謝謝! 再見!
場所:三重県営サンアリーナ・鳥羽シーサイドホテル